FOSE2016

日本ソフトウェア科学会主催第 23 回ソフトウェア工学の基礎ワークショップ (FOSE2016)にて,熊本大学との共同研究の成果を発表しました.

  • ライセンス特定のためのルール自動生成を目的としたライセンス記述パターン抽出手法(東裕之輔,眞鍋雄貴(熊本大学)):採択率38%img_3818

また,以下2件のポスター発表を行いました.

  • GitHubにおけるRockstarの活動と注目度の時系列分析(築山文香,大平雅雄)
  • OSS開発者の活動期間とPolitenessの関係分析:OSS開発コミュニティの継続性の予測へ向けて(宮崎智己,大平雅雄)

第193回ソフトウェア工学研究発表会

情報処理学会ソフトウェア工学研究会主催(電子情報通信学会ソフトウェアサイエンス研究会・知能ソフトウェア工学研究会との合同開催)の第193回ソフトウェア工学研究発表会にて, 「コードクローンの作成・利用過程における人的影響を調査するための追跡ツールの試作(大平雅雄,久木田雄亮)」に関する研究発表をおこないました!

情報処理学会2015年度論文賞を受賞!

柏祐太郎さん(平成26年度卒業生),大平准教授らの論文(題目:大規模OSS開発における不具合修正時間の短縮化を目的としたバグトリアージ手法,著者:柏祐太郎,大平雅雄,阿萬裕久,亀井靖高)が情報処理学会2015年度論文賞を受賞しました!

本賞は,情報処理学会創立10周年を記念して昭和45年に創設されたもので,機関誌に発表された論文のうち特に優秀な著者に授与されるものです.2015年度は対象論文458編のうち7編のみに与えられました.

本論文は,愛媛大学と九州大学との共同研究の成果を取りまとめたものです.大規模ソフトウェア開発における不具合修正時間の短縮化を目的として,0-1 整数計画法に基づいてタスクの割り当てを最適化するバグトリアージ手法を提案しています.提案手法の独自性と大規模OSSプロジェクトから取得したデータを用いたシミュレーション結果が高く評価されました.

@inproceedings{IPSJ_Best_Paper_Award_2015,
title = {大規模OSS開発における不具合修正時間の短縮化を目的としたバグトリアージ手法},
author = {柏 祐太郎 and 大平 雅雄 and 阿萬 裕久 and 亀井 靖高},
journal = {情報処理学会論文誌},
volume = {56},
number = {2},
pages = {669-681},
month = {2},
year = {2015},
note = {情報処理学会2015年度論文賞}
}

OSS開発者のHigh Impact Bugに対する認識調査

軽微な不具合、重大な不具合

大規模化、複雑化している近年のソフトウェア開発では非常に多くの不具合が報告されています。そのためタイプミスなどの「軽微な不具合」からセキュリティに関する「優先度の高い不具合」までが同等に扱われてしまうことが問題になっています。

これに対して、個々の不具合が与える影響を考慮した分類・分析の研究が行われており、ユーザーや開発者に大きな影響を与える6種類の不具合はHigh Impact Bugと呼ばれています。
続きを読む

OSSライセンス特定ツールにおけるライセンスルール自動生成手法の構築

OSSの再利用とライセンス

近年の大規模なソフトウェア開発では,開発コスト削減のために,OSSを再利用することが一般的になりつつあります. OSSは,ソースファイルに記述されているOSSライセンスを遵守することで,ソフトウェアの一部として再利用することができます.

現在,69種類のOSSライセンスがOpen Source Initiative (OSI)に承認されています.OSSライセンスを遵守するには,まず,各ソースファイルのライセンス記述を読み,どのOSSライセンスに該当するかを特定する必要があります.

ライセンス記述例
続きを読む

OSS開発におけるHigh Impact Bugを考慮した不具合修正時間予測

OSSプロジェクトと不具合報告

近年のソフトウェア開発ではオープンソースソフトウェア(OSS)が幅広く利用されています。ユーザが増えて大規模化したOSSプロジェクトには、日々多くの不具合が報告されています。

Ambari Issues Report

報告される不具合の数は日々増え続けている(OSSプロジェクトのApache Ambariの例)

しかし、報告される不具合の数は非常に膨大なため、すべての不具合を次のバージョンリリースまでに修正することは困難です。プロジェクト管理者は次のバージョンリリースまでにどの不具合を優先的に修正すべきかという意思決定を行う必要が出てきました。

その意思決定の指標として、個々の不具合の修正にかかる時間を見積もることが重要です。このような背景から、近年OSS開発における不具合修正時間を予測する研究が盛んに行われています。

続きを読む

IWESEP2016

Our paper has been published at The 7th IEEE International Workshop on Empirical Software Engineering in Practice (IWESEP2016)!!

@inproceedings{Higashi_IWESEP2016,
title = {Clustering {OSS} License Statements Toward Automatic Generation of License Rules},
author = {Yunosuke Higashi and Yuki Manabe and Masao Ohira},
booktitle = {Proceedings of the 7th IEEE International Workshop on Empirical Software Engineering in Practice (IWESEP2016)},
month = {3},
year = {2016},
}

IWESEP2016

情報処理学会 山下記念研究賞受賞!

1期生の柏祐太郎さんがSES2014で行った研究発表(題目:大規模OSS開発における不具合修正時間の短縮化を目的としたバグトリアージ手法,著者:柏祐太郎,大平雅雄,阿萬裕久,亀井靖高)が,情報処理学会2015年度(平成27年度)山下記念研究賞に選ばれました.

山下記念研究賞は,情報処理学会の研究会および研究会主催シンポジウムにおける研究発表のうちから特に優秀な論文を選び,その発表者に贈られるものです.写真は3月10日に行われた授賞式の様子です.受賞理由はこちら

image1