大規模OSS開発における不具合修正時間の短縮化を目的としたバグトリアージ手法

愛媛大学と九州大学との共同研究「大規模OSS開発における不具合修正時間の短縮化を目的としたバグトリアージ手法(柏祐太郎,大平雅雄,阿萬裕久,亀井靖高)」が情報処理学会論文誌の特選論文として掲載されました!

@article{Kashiwa2015,
title = {大規模OSS開発における不具合修正時間の短縮化を目的としたバグトリアージ手法},
author = {柏 祐太郎 and 大平 雅雄 and 阿萬 裕久 and 亀井 靖高},
journal = {情報処理学会論文誌},
volume = {56},
number = {2},
pages = {669--681},
month = {2},
year = {2015},
}

最優秀論文賞

情報処理学会ソフトウェア工学研究会主催のソフトウェアエンジニアリングシンポジウム2014 (SES2014) にて,『大規模OSS開発における不具合修正時間の短縮化を目的としたバグトリアージ手法(柏祐太郎,大平雅雄,阿萬裕久,亀井靖高)』の発表が最優秀論文賞を受賞しました!

受賞論文の概要:本論文では,大規模OSS開発における不具合修正時間の短縮化を目的としたバグトリアージ手法を提案しました.既存手法の多くは,不具合に対する開発者の適性のみを考慮するため,ごく一部の開発者に修正タスクが集中するという問題がありました.既存手法に対し提案手法は,開発者の適性に加えて,開発者が一定期間内に修正作業に使える時間の上限を考慮している点に特徴があります.Mozilla FirefoxおよびEclipse Platformプロジェクトを対象としたケーススタディを行った結果,提案手法について以下の3つの効果を確認しました.(1) 一部の開発者へタスクが集中するという問題を緩和できること.(2)プロジェクト全体としての不具合修正時間を,人手によるバグトリアージに比べて50–83%,既存手法と比べても34–38%の修正時間を削減できること.(3) 提案手法で用いた2つの設定,プリファレンス(開発者の適性)と上限(開発者が取り組むことの出来る時間の上限)が,タスクの分散効果にそれぞれ同程度寄与すること.

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優秀学生賞受賞

新4年生の山谷陽亮さんと松本明さんがそれぞれ、本学システム工学部のStudents of Academic Excellence(優秀学生賞)を受賞しました!